2020.01.08更新

「新年、一歩を踏み出しませんか?」

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
皆様、新年を迎え新たな気分でお過ごしのことと思います。

 

さて、皆さんはSRPをされていますか?
私は13年前までSRPをしたことがありませんでした。歯肉縁上のスケーリングしかしたことがなかったのです。
ですが、それは13年も前の話、今ではSRPを歯科衛生士がするのは当たり前になっている、そう思っていたのです。

 

ところが…
一昨年、私の勤務している医院に重度歯周炎の患者さん(49歳男性)が初診で、来院されました。
私はその患者さんに「これまで歯周病の治療をしたことはありますか?」とお伺いしました。
患者さんはこう応えられました。
「はい、3か月に一度歯石を取ってもらっていました。」
「でも、だんだんと歯がグラグラになって抜けていってしまうので…」
口腔内を拝見すると、見るだけで歯肉縁下に歯石が付いているのがわかるほどでした。
歯肉縁下の歯石を取ったことはないようでした。

 

その後から現在まで、やはりこのような患者さんが時々、来院されます。

 

歯肉縁歯周基本治療と言いながら、実際には歯肉縁上のスケーリング上しかしていない医院がまだ多いのかもしれません。

 

それから、もう一つ私が患者さんの口腔内を拝見していて気になること、それは「SRPの質」です。
SRPをして、再評価をしたら自動的にメインテナンス・SPTにしている。
形だけの再評価。歯石が取れていてもいなくても、終わってしまっている。

そんな感じがします。

 

「SRP」難しいです。
習得するには、時間・費用・労力がかかります。
歯石が取れても、取れなくても点数は同じです。
だから取れなくてもいい?
歯周病が進行するのは患者さんのせい?

 

新年早々、熱くなってしまいました。
ですが、やっぱり皆さんに考えていただきたいと思うのです。

 

「皆さんは、歯科衛生士の仕事に誇りが持てていますか?」

 

私に13年前に「あなた、このままでいいの?」と問いかけてくださった講師の先生のお言葉です。

 

「まず、自分でお金を出して専門誌を定期購読しなさい。」

 

私はそこから始めました。
小さな一歩です。
本を読んで勉強をする。
そして、興味のあるセミナーを受講する。
そんな中で、私はJokanスクールと出逢いました。

 

小さな一歩でもいいのです。まず踏み出すこと。
そうしないと、ずっとそのままです。

 

一歩、踏み出すか、そのまま現状に留まるか?
皆さんは、どちらを選びますか?

 

これまで、できなかったことができるようになる、知らなかったことを知ることができる。
それはとても楽しいことです。

 

スクール風景1スクール風景2

今回も「四国便り」お読みいただき、ありがとうございました。
今回は少し厳しい話になってしまいましたが、次回はもう少し楽しい話にしたいと思います。


次回もお読みいただけると、幸いです。

投稿者: 湊 ゆかり

2019.11.08更新

minato

湊ゆかりの「四国便り」1

 【今のままで、本当にいいのですか?】 

 

皆様、はじめまして。
Jokanスクール講師の湊ゆかりと申します。


嬉しいお知らせです。

 

来春から、Jokanスクールの四国教室を開催することになりました。


分校みたいなものですね。
詳細が決まりましたら、ホームページで皆様にご案内させて頂きます。

 

それではまず、私の自己紹介です。

~プロフィール~
1989年:香川県歯科技術専門学校衛生士科(現 香川県歯科医療専門学校)卒業
2010年:Jokanスクールベーシックコース受講
2011年:Jokanスクールアシスタント講師認定
2012年:Jokanスクール講師認定
現在:香川県丸亀市 篠原歯科医院勤務

家族:長男(高校一年生) 
歯科衛生士歴:約25年

 

私は生まれも育ちも香川県です。

私は37歳くらいまで、ほとんど香川県から出ることなくすごく狭い世界で生きていました。
実は私、かなりの方向音痴で、よく道に迷います。

初めての場所に行くときは道に迷う時間を見積もってかなり早めに出かけるようにしています。

最近では、スマートフォンのマップを使っているのですが、それでも迷います。
そのせいもあり、一人で県外に出るなんて無理だと思っていました。
性格も引っ込み思案で、人と話しをするのも大の苦手でした。
それを変だとも不自由だとも思うことなく、暮らしていました。


そんな私が、「このままではいけない、もっとがんばろう」と思うようになったのには、きっかけがあります。
今から13年前のことでした。
私は、35歳でシングルマザーとなり、5年ほどのブランクを経て歯科衛生士として復帰しました。
その医院は担当制で歯周治療、メインテナンスを行っていました。
私はその医院に入るまで、ほとんどアシスタント業務しか行ったことがありませんでしたから、キュレットスケーラーを手にしたのは、専門学校を卒業以来15年ぶりでした。

当然、歯肉縁下にキュレットスケーラーを入れるのは初めてです。
私以外のスタッフも専門学校で習っただけの知識と技術でSRPを行っていました。

何も分からないまま、「歯周ポケットを浅くしたい」「縁下歯石を取りたい」と、がむしゃらにSRPを行っていました。


そんな、ある日院長から呼ばれ、1枚のデンタルレントゲン写真を見せられました。
今でもその画像、患者さんのお名前、お顔もはっきりと覚えています。
上顎の3番、きれいなセラミックの補綴物が入った術後のレントゲン写真です。
院長は根管治療・補綴治療が得意でした。きれいに根管充填され、適合のいい補綴物が入っています。

でも、歯根面にあきらかな凹みが見られます。
術前のレントゲン写真を確認すると、根面は凹んでおらず、きれいです。


私が自己流で行ったSRPの結果です。私が分からないまま、何とか縁下歯石を取ろうとして根面を削ってしまったのです。

申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


おそらく、このレントゲン写真を見て院長もこのままではいけないと感じられたのだと思います。しばらくして京都の研修を薦めて下さいました。

その研修会で講師の先生が今に繋がるすごい言葉を言われました。
「あなた、子供と二人で生きていくのに、今のままでいいの?もっとがんばりなさい。」

私が変わるきっかけを下さったお一人目の恩人はこの院長です。私に大きな投資をして研修に参加させてくださいました。

お二人目の恩人は京都の研修講師の先生です。「このままでいいの?」と、私に問いかけて下さいました。


このお二人との出逢いがなかったら私は、Jokanスクールを受講することはなかったと思います。

自己流のSRP、中途半端な知識、引っ込み思案な性格。
そのままで、今も生活のために歯科衛生士を続けていたでしょう。

 

この2年後に私は、2010年1月、Jokanスクールベーシックコースの入校式で、三人目の恩人であり恩師となった上間京子先生と出逢いました。


この10年Jokanスクールと上間先生との出逢いにより、私のとても狭かった世界が大きく広がっていきました。
ほとんど香川県から出ることのなかった私が、講師として広島、大阪に出向き、多くの受講生を指導していく中で、私自身も成長することができました。

サンポート1

 

サンポート2

 

この写真はサンポート高松と呼ばれている地区で、自宅から徒歩5分くらいのところにあり、私もときどきウォーキングをしています。
若いころ、香川県は何もなくてつまらないと感じていたこともありますが、今は温暖で平和な香川県が大好きです。本当に災害が少なく平和です。
そのせいか、性格も穏やかな人が多いように感じます。しかしその反面、保守的なところがあり県外に出て研修を受ける歯科衛生士が少ないように思えてとても残念です。


「周りの人もそんなことはしていない。別にそこまでしなくても…」
以前の私もそう思っていました。

本当にそれでいいのでしょうか。

 

「今のままでいいの?」

 

私が13年前に問いかけられた言葉を、今度は私が皆さんに問いかけます。

 

「今のままで、本当にいいのですか?」
「歯科衛生士の仕事に誇りが持てていますか?」
「あなたのことを信頼して下さっている患者さんの大切な歯を守ることはできていますか?」

ウォーキングをしながらこの景色を眺めるうちに、私が生まれ育った香川県の歯科衛生士を育てたいと思うようになりました。
私のこんな想いを、上間先生が叶えて下さいました。

 

これから毎月、湊ゆかりの「四国便り」をよろしくお願いいたします。
楽しく書いてまいります。

 

 

投稿者: 湊 ゆかり

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