湊ゆかりの「四国便り」11
2021.03.08更新
「自分の時間」
皆さま、春まだ浅きこのごろですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
来月から新年度、Jokanスクール ベーシックコース2021が始まります。
2020年度はコロナウイルス感染拡大により、やむなくベーシックコースは中止となりましたので一年ぶりの開講です。
「Jokanスクール四国教室」は2021年度は特別に、愛媛県四国中央市坂田歯科医院を会場に開講いたします。https://sakatashika.net/column/
「Jokanスクールベーシックコース」四国初上陸です大阪校61期~64期と四国教室、上間校長、事務局、講師グループで研修準備を進めております。
そんな中先日、株式会社プラネットさんが制作されたテレビコマーシャルのオンライン試写会に参加しました。
dentalx.jp/05planet/about_planet/company.html
(ホームページ サイトマップ→お知らせからご覧いただけます♪)
上間校長のご紹介で、私たち講師グループもコマーシャルに登場します。
自宅にポスターも届きました。
上間校長やご高名な先生方と並んで、私たち講師グループの写真も並んでいます。
気恥ずかしいですが、嬉しいです
こんな素敵なメッセージが添えられていました。
「人々の歯の健康を守るため、彼女たちはあえて困難な道を選ぶ。
相手を思い、相手に尽くし、けっしてあきらめたりしない。
名誉や名声などに固執しない。
夢を描き、チャンスをつかみ、その目は世界を見つめている。
人々に希望を与え続ける彼女たちは、口福の女神かもしれない。」
このメッセージを読んで、色々な想いが頭の中に交錯しました。
「嬉しい」「誇らしい」「有難い」
「私、世界は見ていないかもしれない」
「このメッセージに恥ずかしくないように、もっとがんばろう」
それから
「どのくらいの歯科衛生士が『人々の歯の健康を守るため、あえて困難な道を選んでいる』のだろう?」
全国の就業歯科衛生士数は132,629人(平成30年末厚生労働省調べ)
この内どのくらいの歯科衛生士が『人々の歯の健康を守るため、あえて困難な道を選んでいる』のだろう?
1%くらい?もしかしたらもっと少ないかも?
自分自身の向上のためや勤務先の医院、患者さんのために勤務時間外に時間を使う歯科衛生士はどのくらいいるのだろうか?
私自身も15年くらい前までは、そんなこと考えもしませんでした。
当時長男は2歳、私はフルタイム勤務、毎日バタバタでした。
私の歯科衛生士歴は約27年(2021年現在)ですが、専門学校卒業後の11年間は、ほぼアシスタント業務しかしていませんでした。
そんな私が長男を出産後4年ぶりに歯科衛生士として復帰した医院では担当制で患者さんを診ていて、私も担当患者を任されました。
任されはしたものの、キュレットスケーラーを持つのは専門学校を卒業以来初めてです。
「SRP?どうしたらいいの?」
分からないまま、「根面をガリガリ」そんな状態でした。
当時の担当患者さんには、本当に申し訳ないことをしました。
無残に削られた根面をみかねたのか、私が困っているのが伝わったのか、当時の勤務先の院長が私を「歯周治療」の研修に出してくださいました。
「目の覚める思い」でした。
患者さんのため、私を研修に出してくださった院長のためにがんばろう、勉強しようと思いました。
その研修の最終日には症例発表がありました。
当時、私はパソコンを全く使えませんでした。(今も決して得意ではありませんが)
「PowerPoint?」「何それ?」です。
ノートパソコンを購入し、まず超初級「パソコンの電源を入れるところから」というパソコン教室を受講しました。
本当に電源を入れる所から習いました。
その後、タイピング練習をしてWord・Excel・PowerPointなどを習いました。
この研修に参加していなかったら私はきっとパソコンを使えないまま、勉強をしないまま生活のためだけに歯科衛生士を続けていたと思います。
もちろんJokanスクールに出逢うこともなかったでしょう。
当時の勤務先の院長は、私が変わるきっかけを与えてくださいました。
Jokanスクールを受講し、指導者養成コースからアシスタント講師・講師になりそして現在まで、色々な出逢いと学びがありました。
「夢を描く」素敵なことです。
愚痴を言いながらなんとなく働くより、「夢を描き、チャンスをつかむ」その方が楽しいです(^^)
もちろん、大変なこともたくさんあります。私はよく壁にぶつかります。落ち込んだり悩んだり。
でも「諦めない」
それは私を支えてくれる人がいるからだと思います。
上間校長をはじめ、事務局、講師グループの皆さん、いつもありがとうございます。
私の活動を応援してくださる皆さま、ありがとうございます。
高校2年生の長男には、落ち込んだときに慰めてもらっています。(手のかかる母親でごめんなさい)ありがとう。
「自分の時間を何に使うか?」
家族や友人を楽しく過ごす、のんびりする、趣味のために時間を使う。
もちろん、これもとても大切。
でも「それだけで、終わって欲しくない」
学校で学んだことと、臨床経験だけでは「患者さんの歯と健康を守る」ことはできないと私は思います。
私が変わるきっかけを15年前、(当時の勤務先の)院長が与えてくださいました。
今度は私が、皆さまの変わるきっかけをつくることができたら、こんなに嬉しいことはありません。
皆さま、四国便りを、お読みいただきありがとうございました。
季節の変わり目、どうぞご自愛ください。
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