2018.11.06更新

皆さま、こんにちは。講師の中村和恵です。

以前、歯科衛生士の離職について「なぜ歯科衛生士をやめてしまうの?」というブログ記事を書きました。歯科衛生士の離職による人手不足に悩む医院が多いというものでした。

本日は、歯科衛生士の離職理由についてもう一歩踏み込んだ知られざる事実をお伝えしようと思います。


離職理由についてですが「本音とたてまえ」があることが、ある調査によって浮き彫りになっています。では、歯科衛生士の離職理由の本音とはいったいどのようなものなのでしょうか?

特に注意が必要なのは「結婚」という退職理由です。この理由を鵜呑みにしては危険なのです。次の記事をお読みください。

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これは、今年の9月に河北新報に掲載された宮城県歯科医師会の調査結果です。歯科衛生士に退職理由や辞めたいと悩む原因のアンケート調査を行ったところ歯科医側は「結婚」と答えているに対し、歯科衛生士側は「人間関係」―「労働条件」と回答していることがわかります。


詳しい記事はこちら⇒https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180924_13015.html?fbclid=IwAR3OpzQe82P-Cpr-_Q1HTZjskDgAPfre8c1CVOVL54atf_bOlqPCPtZLtew

 

この調査結果から、実際に歯科医院に告げる離職理由の裏に、隠された本音が見えてきます。その本音とは、表面上は結婚退職であっても「もう仕事をしたくない」と思っているのです。


私のように長く歯科衛生士を続けていると、女性スタッフからこんな声を聞くことがあります。「仕事をしたくないから結婚をしようかなぁ...。」 お付き合いをしている方がいる場合、結婚を逃げ場にしたくなるのでしょう。(安易に逃げ場として結婚を選んだ場合、私生活がどうなるかは想像できますが。)

 

人間関係に疲れてしまい、過酷な労働条件の医院を愛する気持ちも無くなり、やりがいも見つけられず離職してしまうのが本音なのです。それらの本音は「結婚退職」という差し障りのない言葉に置き換えられ、医院側に伝えられるのです。


それでは、そうなる前に離職を防ぐ手立てはないのでしょうか?離職を予防する手立てとして次の3つのことが効果的と考えます。


1つ目は、意見のしやすい人間関係を作ること。
何より「挨拶」が大切です。挨拶を軽んじてはいけないのです。気持ちよく挨拶をするためには日頃から笑顔や丁寧な言葉づかいなど小さな積み重ねが必要になり、お互いの距離感がぐっと近くなり意見も言いやすくなります。


2つ目は、イライラした感情を言葉や態度に出さないようにすること。肯定的な言葉で会話することを心がけると職場の雰囲気は良くなります。建設的な話し合いや、信頼関係を築く上でも大切です。

3つ目は、感謝の心を持つこと。
人間関係が悪くなってくると、つい相手に対して否定的になりがちです。「ありがとう」や「ごめんなさい」が素直に言えなくなり状況はさらに悪化します。「ありがとう」と感謝の言葉を口に出して伝えることも重要なのです。


以上のようなことを日々意識するだけでも、今回の統計調査のような歯科医と歯科衛生士の離職理由の認識のズレはなくなっていくと私は考えています。歯科衛生士というキャリアを捨ててしまう人が少しでも減ることを願います。

次回は【歯科衛生士が辞めない歯科医院とは?】について書こうと思います。

投稿者: 一般社団法人Jokanスクール

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