2023.01.27更新

みなさんこんにちは。
Jokanスクール講師の倉形亜優美です。
2023年。みなさんはどんな想いで迎えられましたか?
私は1月1日、朝日を浴びながら「シャープニング」から2023年の幕を開けました。
そして決心したこと、、、「シャープニングの道を歩み極め継続すること」

 

思い返すとシャープニングをするようになったのはJokanスクールに入校した2018年。

歯科衛生士歴4年目の時でした。正直それまではシャープニングをしておらず、キュレットスケーラーを使ったことすらほぼ記憶にありません。
「シャープニング?テスティング?歯科衛生士学校で少しだけ実習したくらい、、、」
今となってはとても考えられませんが、確かにそのようなときがありました。

 

2018年Jokanスクールベーシックコースで初めてシャープニング、テスティングとは何かを一から学んでから5年間。私のシャープニングの道は険しく結果はなかなか思うようには出ませんでした。自分の安定しないシャープニング、感覚が掴みきれない。
研いでもいい刃がつかないスケーラーを目の前にして幾度となく涙を流しました。
できない自分から逃げるように、シャープニングからも逃げてしまう時期も正直何度もありました。

できない自分を認めて向き合うことに覚悟が持てていなかったのです。
でもどうしても諦めたくなかった。なぜ諦めたくなかったのかそれは“ワンストローク”で歯石が取れるようになりたい。

根源はここにあります。

 

ワンストロークで歯石を取る、、、Jokanスクールで初めて聞いた時は衝撃でしたが、上間先生がシャープニングをされたスケーラーをテスティングした時にそれは明らかでした。
スケーラの刃はテストスティックに軽い接触でピタっと吸い付く不思議なくらいに全く滑らない。本当に「刃物」なのです。
こんなスケーラーはみたことがない。シャキッとスパッとしている見た目も綺麗な刃が研げることに衝撃を受けました。

 

上間先生のシャープニングは単に刃をつければいいということではありません。
『あの人のあそこの歯石を痛みなく取りたい。』
いい刃をつけることで余計な力をかけることなく施術ができ、歯科衛生士の身体を守ることにもつながる。
そこにはまず“相手や自分を大切に想う気持ち”“歯科衛生士としてのプロの自覚”この両方が存在するのです。

職人とは技術だけでないこの想いがあってこそ“技”として磨かれることをJokanスクールで学びました。

 

私がこの5年間で何度も挫折をしながらそれでも奮起できたのは
“ワンストローク”で歯石が取れるようになりたい想いと上間先生のあの刃が忘れられないからです。
そうしてようやく昨年末に私のシャープニングにも光が見えてきました。
昨年、上間先生から「シャープニングチェック100点を連続して10回、これを目指しなさい」まさにシャープニングマスターへの道です。(他の指導者もチャレンジ奮闘中です)

 

「できないのは頑張っている間の通過点なのです。だから通過点はただ黙々と前へと頑張るのです」

 

上間先生からの言葉でこの5年間が如何に私にとって大切な時間だったのかと、考えが180度変わりました。結果が出ずにずっと足踏みをしていたと思っていましたが諦めず継続することで少しずつ前に進んでいたのだと。この時間こそが私のシャープニング、スケーラ1本に対する想いを深いものにしてくれたのだと気づくことができました。まさに私のシャープニングの道の通過点です。

 

「険しさこそ力になる。継続は力なり」

 

私の5年間、そしてこれからもまさにこの言葉です。
この言葉には裏側には“どんな想いがあるか”“そんなヒストリーがあるか”それが今後の道標になると感じています。険しさは決して辛いということではなく、その道を自分で選んだという事実。挫折した分だけ力になり、この険しさを乗り越えた先に見えることがあるとシャープニングを通して経験しました。そして継続することの大切さ。歯科衛生士の仕事は全てがとても繊細な技術です。この技術を習得するには日々の積み重ねが必要不可欠です。
私自身もがいていた時何が一番足りなかったか、それはシャープニングをする本数と毎日継続するということです。答えはとてもシンプルでした。

 

今回シャープニングの道を決意したのはこの言葉に出会い考えたことがきっかけです。


『十年偉大なり  二十年畏るべし  三十年歴史なる』


どんな些細なことでも、本気でやり続けると思いもかけない大きな力になる。大切なことはいま自分ができることに心を込めて取り組むこと。

 

私のシャープニングの道はまだ始まったばかり。まだたったの5年です。
決意を胸に上間先生のあの憧れの刃をこれから先も追い続け、これから10年20年、、、、真のシャープニングを体得するまで前に前に進み続けます。

 

2022年度Jokanスクールも残りわずかとなり3月の学習発表会、最終試験に向け受講生のみなさんはまさに今“自分自身と向き合うことができる”大切な時です。
自分自身の想いにぜひ耳を傾けてみてください。どんな想いがありますか?
間違いなく!!前進している今の自分をしっかりと見つめ存分にこの時を楽しんでください!

投稿者: 一般社団法人Jokanスクール

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