2019.02.15更新

皆様、こんにちは。
インフルエンザが流行していますが、お元気でお過ごしでしょうか。

さて、皆様は毎日シャープニングをされていますか?
「使用したスケーラ―は必ずテスティングをして、シャープニングをする。」
私は、今ではすっかり当たり前の習慣になっています。

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私は6年程前から、その日に使用したスケーラ―は滅菌をして自宅に持ち帰り、シャープニングするようにしています。
もちろん医院で診療後にシャープニングしてもいいのですが、一日診療をして疲れた後にシャープニングするよりも、自宅に帰り夕食を摂ってからシャープニングする方が私には合っているように思います。
ですが、私は12~13年前までは殆どシャープニングをしたことがありませんでした。
その当時勤務していた医院では、歯科衛生士がシャープニングして変形をさせるといけないからと院長がシャープナーを使用してシャープニングを行っていました。
使用したものは必ずシャープニングをするというわけではなく、2日に一回くらい溜まったスケーラ―をシャープニングする程度だったように思います。
それで特に疑問をもつこともなく、SRPを毎日行っていました。
その医院で仕事をはじめて3年くらい経った頃、シャープニングとSRPの実技研修を受講しました。
その時の研修で「スケーラ―は自分が使う道具なのだから自分でシャープニングしないといけない」ことを学びました。
研修後、院長に「自分たちでシャープニングをしたい」とお願いして、シャープニングをすることになりました。
それから、2~3年してJokanスクール・ベーシックコースを受講し、さらにシャープニングとテスティングを学びました。
最初の頃は研いでも研いでもシャープな刃がつかなくて、何時間もシャープニングに時間がかかっていました。当然スケーラ―の消耗も激しく、すぐに刃が細くなってしまっていました。
医院で新しいスケーラ―を購入してもらうのが申し訳なくて、2年程は殆ど自分で購入していました。

一度使用したスケーラ―はテスティングをし、シャープニングする。
どの部分がどのくらい切れないのか、テスティングで確認し、必要な分だけシャープニングする。
この「必要な分だけ」というのが重要です。
多量の硬い歯石をSRPするときもあれば、少量の歯石をSRPすることもあります。
消耗度合いの違うスケーラ―を、同じだけにシャープニングしたのではシャープな刃がつかない、または必要以上に刃を消耗させてしまうことになります。
シャープニングの時の音や触感で「シャープさを感じる」こと、刃の消耗に応じて研ぐ力や回数を加減する。
一年で身につくものではないと思います。
毎日毎日繰り返し、道具を大切にしようと思ってシャープニングする。
「感覚を養う」これもJokanスクールが大切にしていることの一つです。
シャープニングだけではなく、SRPの時にも必要な感覚です。
見えない歯肉縁下の根面を「感じる」こと

「感覚を養う」には時間がかかります。
そして、「意識を持ち続ける」こと、いくら毎日繰り返していても、なんとなくでは身につきません。
シャープニングするとき、「どうしたら原型を保ったまま、早くシャープな刃をつけることができるのか?」
研修で学んだことを忘れず、さらに自分でも考えること。
それを繰り返していくと、短時間でシャープな刃をつけることができるようになります。
そうなれば、毎日のシャープニングもそれほど大変ではなくなります。
最初は大変ですが、上達してくるときっと楽しくなってきます。

一度くらいシャープニングしていないスケーラ―でSRPをしても誰にも分からないと思います。
ですが、「一度使用したスケーラ―は必ずシャープニングする」これは私が自分とした約束です。
忙しくても、疲れていても守ること。

ここまで、私のblogをお読みいただきありがとうございました。
また来月も読んでくださると、嬉しいです。

投稿者: 一般社団法人Jokanスクール

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