皆さま、こんにちは。講師の中村和恵です。
先月の私のブログでは、一年間のJokanスクール受講に当たり「何のためにJokanスクールを受講するのか」目的を明確にしておくことが大切だとお話ししました。
今回は、その続きとして、一年間のJokanスクール受講の中で「行き詰ったときの対処法」について、お話ししようと思います。
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「基礎=簡単」「応用=難しい」ではない
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Jokanスクールでは、スケーラーの持ち方、椅子の座り方、使える手を作るトレーニングなど、基礎の基礎から教えていきます。
多くの人は「基礎的なことは簡単で、すぐ出来る」と思っていますが、実は、簡単そうなことが難しく、難しそうな応用の方が簡単なのです。
実際、受講当時の私もそうでした。これまで出来ていると思っていた基礎的なことが、実は出来ていなかったり、正しく直そうとしてもこれまでの癖で思うように直せなかったりと、基礎を身に付けることに苦戦するのです。
しかしそれは、トレーニングを行ううちに徐々に出来るようになるので心配はありません。そのために、ベーシックコースでは、基礎から学ぶに相応しい十分な期間が必要なのです。
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初めて習うことは、すぐには出来ない?!
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最初の頃は、「思うようにいかない」「上手くできない」「自分だけ遅れている」など、「出来ない自分」に直面します。
すると「出来ない」ということだけが心に引っ掛かってしまい「自分には無理なのでは・・」と不安になることがあります。
ではこんな時は、どうすれは良いのでしょうか。
6月の研修時、「思うように出来ない・・」不安に押しつぶされそうな受講生を前に、上間先生が掛けた言葉です。
「今日一日、頑張った自分を褒めて下さいね♡」「今日も一日頑張った!って」
一人で出来ない不安を抱えていると、やがて不安が増大し「自分には出来ないかも・・」と落ち込んでしまうもの。その結果、悪循環に陥る。どうすれば良いのかも考えられなくなり行き詰ってしまいますよね。
しかし、よく考えてみると最初の時期に、初めて習ったことが出来る人って、どの位いるのでしょうか?まだトレーニングも始めたばかり、出来ない自分を責めたり、不安に思う必要など全くないのです。
どんなことでも「出来るようになる」とは、それを続けた先に待っているものだからです。
「習ったばかりで出来ないのは当たり前」まずは出来ない自分を受け入れ、頑張る自分を褒めることが大切なのです。
そして「出来ない」という心の引っ掛かりを切り離し「どうすれば出来るか」ということにだけに意識を向けることが、行き詰った時には必要なのです。
現在の受講生も入校して半年が過ぎてきました。少しずつ以前は出来なかったことが出来るようになってきました。分からない時は受講生同士で教え合ったり一緒に考えたりすることで、気付くことも多くなってきました。
切磋琢磨しながら徐々に出来ることが増えていく。頑張っている仲間の存在も大きな支えとなっています。
みんないい笑顔。宝物です。一歩踏み出すことで、こんな笑顔にも出会えます♡