少し遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。講師の中村和恵です。
皆さま、どんなお正月を過ごされましたか。
私は、歳を重ねたせいでしょうか(笑)季節の飾りに目がとまり、安らぎと喜びを感じるようになりました。
おめでたい赤や緑、そして極みの白を見上げ「敬いの気持ち」を大切に過ごしていこうと気持ちを新たにしました。
さて、お正月気分も抜け切らない1月5日、Jokanスクールベーシックコースは第11日目を迎えました。
この日は、3月に行われる最終試験に向けての、模擬試験の日。
一般的に模擬試験とは、最終試験の前に受講生の能力を測るものとして用いられます。そのため、自分では出来ていると思っていたことが出来なかったりすると、がっかりしたり落ち込んだりするものです。
そこで、緊張した面持ちの受講生に、本日のねらいを伝えました。
今の能力を測ることよりも大切なのは「模擬試験の結果から、自分の課題点を明確にする」こと。
チャレンジして出来なかったことが課題点であり、その中に最終試験に向けてのヒントが隠されている。
そのヒントを見つけるための模擬試験であるという話をしました。
筆記テストが終わると、マネキンを使いSRP(歯の根の歯石取り)の実技テストです。
実技テストは上間校長が直接行います。今回はどこの部位をテストするかは、受講生本人が決めることになりました。
もちろん、得意なところをして無難にこなすことも出来ます。
しかし、「あえて難しい部位にチャレンジしました!」と受講生。テストのあとのフィードバックで、より具体的な課題が明確になりました。
積極的に攻めた中に、次につながる大きなヒントが隠れていました。
無難にこなすだけでは絶対に気付けなかった宝物ですね。
受講生からは
「今回“見つけた課題”を再度確認して克服します!」
「自分自身の課題“宝物”を見つけることが出来て良かったです!」
「明日からのトレーニングに活かします」沢山のメッセージが届きました。
出来ないこと=失敗ではなく、出来ないこと=課題=宝物だったということに気付けるようになりました。
新年最初の宝探しとなった模擬試験では、積極的にチャレンジすることの大切さを受講生自身が教えてくれました。
次のステップでもあるアドバンスコース。残席わずかです。
どんな時も自分の中に答えがあり、あとは自分で一歩を踏み出すかどうかだけ。
10年前に迷いに迷って、期限ギリギリで指導者養成コースにエントリーした自分を思い出し、一歩踏み出したから今がある。
当時に想いを馳せながら、これから一歩を踏み出そうとする勇気を応援しています!